vix3m

vix指数を生暖かく見守るブログです。




知らないと損をするVIX先物とコンタンゴ

コンタンゴの説明がされているサイトがたまにありますが中には間違っているものが散見されます。

コンタンゴとは順ザヤ

コンタンゴとは「期近の先物価格より期先の先物価格が高い状態」日本的に言えば順ザヤ。
つまり、1月限より2月限のほうが高いことを言います。
安く売って高く買い直す取引のことではありません。
商品先物では現物の保管コストがかかるため期間が長いほど先物価格が高くなるなどの説明がなされる事が多いです。

バックワーデーションは逆ザヤ

バックワーデーションは逆に「期近の先物価格が期先より高くなる状態」逆ザヤ。

コンタンゴで減価するという意味

コンタンゴで損失が発生する、或いはコンタンゴで減価すると言われるのは

コンタンゴ下で先物の買いを保有し続けるとロールオーバーによりコストがかかり、利益がなかなか上がらないことを言います。実際はコストがかかるというのは語弊がありますがここではコストがかかると説明したほうが分かりやすいのでそうします。

先物を長期間保有しようとすると

先物は期限がありますので、買いを保有し続けるには期限がきたら次の先物に乗り換える(ロールオーバー)しなければいけませんが、この時次の先物価格が高いと買った先物の決済売り価格より新規で買う方が高くなる=この部分で損失が発生するのでそれを長期間繰り返していくと損失が積みあがっていきます。

このことは順ザヤの先物買うべからずという相場格言からも分かります。

VIX先物を買い続けるVIX短期先物指数は以上のようなコンタンゴによる減価を受け続けるので長期的にみると下がり続けているのです。
中長期的に減価する1552VIX短期先物指数とは?

買い続けると損がでるなら売り続ければ?

とはいえ、この取引は買い続けると損がでるなら売り続ければ利益が積みあがっていくことになりますよね。
つまり、高く売って安く決済することを繰り返すことになるわけです。

VIX先物はコンタンゴばかり

VIX先物は圧倒的にコンタンゴが多い特性があります。
従ってそれに気づいた一部の人たちでVIX売り=VIXインバースがもてはやされたわけです。

VIXインバースはサヤすべり取り

ロールオーバーすることで損失が発生することをコンタンゴというわけではありませんし、利益が発生することがバックワーデーションではありません。
先物の限月間で価格差がある場合に買っているか売っているかで利益がでるのか損失がでるのか変わってきます。
誰も言う人はいませんが、結局VIX先物売り、或いはVIXインバースは先物の限月間の価格差を利用したサヤすべり取りを行っているわけです。

コンタンゴ下であっても先物の長期買い保有で利益が出る場合もある

また、ここでは詳しく触れませんが、コンタンゴ下であっても価格が上昇し続けるような商品、例えば原油であれば先物買いのロールオーバーをやり続けても利益が出る場合もあります。
価格差だけを見ていると一見コンタンゴで損失が発生したように見えても先物価格そのものがそのコンタンゴ下での価格差のトータルを上回る上昇があれば買いでも儲けられる、逆に言えばコンタンゴ下で売り続けても利益にならないこともあります。

しかし、VIX先物が長期間に渡って(ここでいう長期とは年単位です)上昇し続けることはこれまでになく、またこれからも考えづらいです。

VIX先物CFD

公開日:
最終更新日:2018/07/10